春
雪解け終わると苗を育てる作業があります。苗はビニールハウス等で育てます。自分で育てる方もいますが、地域で作ったものをシェアするというやり方もあります。ひろた農園では地域で一緒に作ったものを使用しています。
また、苗を育てたるのと畦塗り、春耕という作業をします。畦塗りは田んぼに水を入れる際に漏れないように枠組みをしっかり作ることです。春耕、これは田んぼに水を入れてトラクターで耕す作業になります。水面が綺麗に映るような状態を作ってようやく苗を植える水田が出来上がります。田植え時期は
とにかく忙しい時期です。植えておしまいではなく、植えてから始まりだからです。
まず水管理は毎日の欠かせない仕事になります。水稲というくらいお米は水が大切な作物です。
夏
田植え後、30日くらい過ぎると中干しという管理を行います。中干しとは読んで字のごとく
田んぼを乾かし稲の根っこに酸素を送り、根っこを健康で丈夫な状態にするための作業です。
それからこの時期に一緒に溝きりという作業も行います。これは中干しで堅くなった田んぼに
機械で溝を作り暑い時や大雨の時の水管理をしやすくする為の作業です。
それが終わると今度は肥料蒔きです。これはお米が実る時に必要な栄養を成長具合を判断し
的確な時期に与えます。成長具合をみて蒔かないと稲は倒れたり食味が悪いお米になります。
秋
いよいよ収穫の季節です。
ただしどんな作物にも収穫の適期というものがあります。お米にももちろんあります。
お米の適期は穂が出てからコシヒカリでは積算温度が約1000度に達し、穂の色が黄金色に
なった時が収穫の適期になります。 ちなみに適期を過ぎると米の品質が低下し市場では2等米、3等米、規格外と呼ばれる品質になります。
一度試しに色選機で弾かれた米(規格外)だけを食べたらとてもまずかったです。
当然、皆様にお届けするのは1等の称号を得たお米を出荷させて頂きます。
冬前
来年の為に冬前に大切な作業があります。
それは土作りの為に有機資材を撒き田んぼの土と混ぜておきます。
これをするしないとでは来年のお米のできが全然ちがうのです。
土を元気に保つことは作物を元気に育てることができるのです。
元気に育つ作物は病気、害虫にも強く農薬がいりません。
化学肥料、農薬は安価で労力もかかりません、が土が弱くなり
作物は病気にかかりやすくなり、また薬を散布しなければならなくなります。
丈夫な作物を作る為には元気な土作りが必要なのです。
冬
田んぼはふかふかの布団をかけておやすみです。